「はい~」という口癖がとても可愛らしい女性ピン芸人のやす子さんは、元自衛官です。
自衛隊ネタを中心に芸人を続けていますが、やす子さんが自衛隊をやめた理由って何でしょうか?
今回はやす子さんが自衛隊をやめた本当の理由や自衛隊に入った理由、そして現在も予備軍として活動を続けているのか調べました。
やす子が自衛隊をやめた本当の理由は?
やす子さんが自衛隊やめた理由は、天の声を感じたからだう。
やす子さんは、自衛隊をやめた理由についてインタビューで下記のように語っていました。
入隊して1年半くらい経ったころですね、ある日上官が自分の前を歩いていて。そのとき急に“自衛隊、辞めよう!”という天の声みたいなのが降りてきたんです。
やす子:人を助けずにはいられない性格に導かれた芸人道【前編】
やす子さんは、いつも通り過ごしていた日々の中で突然「やめよう」という天の声を感じたそう。
やめたくなるような、嫌なことがあったわけではないんですね!
やす子さんが自衛隊に入隊したのは、18歳の頃。
天の声を感じたのは入隊して1年半後ということなので、当時は19歳くらいでしょうか。
18歳から自衛隊に入隊して過酷な訓練を続けていたんですね
そして、自衛官は4年以上仕事を続けると退職金が出ます。
そのため、やす子さんは22歳までは絶対に自衛隊をやめないでおこうと考えていたそうです。
しかし、天の声を感じた当時は19歳。
退職金が出るまであと2年以上ありますが、天の声を信じて任期を満了した20歳の頃に自衛官を辞めたようです。
天の声を感じてすぐに自衛隊をやめようと決めたやす子さんは、当時の気持ちについて
すごく唐突
本当に自分でも理由が分からない
とコメントしていました。
ちなみに、天の声を感じてすぐ上司に「やめたい」と伝えたやす子さん。
やす子さんは自衛隊時代、周囲が不安を感じるような生活を送っていました。
そのため、上司を含めた周囲の仲間たちは
やす子は自衛隊をやめてやっていけるのか?
と心配に。
さらに、上司からは
君を駐屯地の外に出すわけにはいかない
きっと社会でやっていけないよ!
ごはん、自由におかわりしていいから!
と言われ、自衛隊をやめないよう説得されたそうです。
ただ、上司や仲間たちの説得は届かず…。
やす子さんは2年の任期を満了し、20歳で自衛隊をやめました。
やす子の自衛隊時代の生活は?
周囲が不安を感じるほどポンコツだったというやす子さんですが、配属前のテストは優秀だったそう。
自衛隊で配属を決める際、自衛官は適性検査を受けます。
【適性検査とは?】
自衛隊の適性検査では、簡単なテストを通じて応募者の資質を検査する
適性検査の結果から
・性格は外交的か内向的か
・協調性はあるか
・情緒は安定しているか
・誠実な性格であるか
などの資質を検査し、応募者の特性を知る
具体的には、クレペリン検査という算数のようなテストや性格などの検査を行うようです。
ただ、入隊してからは「両方7のくせに!」と怒られることばかりだったといいます。
すごく期待されていたんですね!
でも、期待に応えるのは本当に大変だったと思います
ちなみに、7段階の指数の平均を調べると
・男性の平均は5
・女性の平均は6
だということが分かりました。
やす子さんの指数は7ということなので、平均よりも上のようです。
施設科は、敵の元へ向かうための道を作る部隊だそう。
重機などを扱うことも多いため、免許を取る目的で希望する人も多いのだとか。
そして、施設科の中でやす子さんはブルドーザーのオペレーターの任務に就いていました。
やす子さんが配属されていた当時は女性が少なく、同僚の女性は1人だけだったそうです。
最初は慣れない仕事で怒られてばかりだったというやす子さんですが、職務を続けているとどんどん上達。
順調にエリートコースを進む優秀な自衛官となっていました。
初めこそ「ポンコツだった」と言うが、自衛隊任務を重ねるうちに仕事の腕が上達。「結構できる、エリートコースまっしぐらな感じで、のってる時期」を迎える。訓練は非常に厳しいものだったが、衣食住にも困らず生活も安定し、仕事も順風満帆。
やす子:人を助けずにはいられない性格に導かれた芸人道【前編】
仕事は順調だったというやす子さんですが、自衛隊時代はとても過酷な訓練が多かったそう。
毎日20kmを走ったり、半日をかけて森の中を40km進む訓練もあったとか…
毎日20km!?
私なんて平均2~3kmしか歩いてないのに…絶対無理だ…
また、訓練の時間以外でも辛い出来事があったというやす子さん。
自衛隊時代は二段ベッドの上段で寝ていたそうですが、下段で寝ていた上司から「ベッドを揺らすな」と言われたことがあるそう。
上司の無茶な指示を守るため、やす子さんは正座をして2時間も過ごしていました。
正座で2時間も!?
足がしびれて動けなくなりそう…
休憩時間に「かくれんぼをするぞ!」という命令が下ったことも。一番下っ端だったやす子は、隠れている先輩たちを探さなければならない役だったが「自衛隊のかくれんぼは超本格的なので、15メートルの木に登ったり、池の中に沈んで隠れていたりとか。全力でやるので、見つけるのが大変でした。
やす子 自衛隊時代の無茶苦茶な命令 「2時間ずっと正座して過ごしていた」ワケ
また、過酷な訓練に耐え切れず逃げてしまう仲間もいたことがあるそう。
「脱走した人を探しに行ってきます」と言い、外で美味しいものを食べて帰ってきた人もいました。
過酷な訓練をこなす中でも、仲間たちと楽しみを見つけて過ごしていたようです。
やす子が自衛隊に入った理由が衝撃!
やす子さんが自衛隊に入った理由は、衣住食が保証されていたから。
やす子さんは母子家庭で育ち、食事を満足に食べられないほど貧乏でした。
他にもいろんなことがあった様子ですが、辛い過去なのかやす子さんは幼少期について多くを語っていません。
その後、やす子さんは自ら児童養護施設に入ったそうです。
やす子さんは18歳で退所することを分かっていたので、衣住食が保証されている職場を探すことに。
最初はパチンコ店に面接に行ったというやす子さん。
しかしお店について挨拶をしながら部屋のドアを開けた際、やす子さんはドアに挟まってしまいます。
当時高校生だったやす子さんは一気に恥ずかしくなり、その場を逃げ出してしまったそうです。
確かに、恥ずかしくなると逃げたくなっちゃいますよね
やす子さんは当時の様子を振り返って
自衛隊の方はドアがなかったので
そのまま受けたんで良かったです~
とコメント。
ドアに挟まるというトラブルがなければ、パチンコ店で働いていたかもしれませんね
やす子は現在も自衛隊予備軍だった?
やす子さんは自衛隊をやめてから2023年8月現在まで、自衛隊の予備軍として所属中。
自衛隊の予備軍は、即応予備自衛官といいます。
即応予備自衛官とは?
即応予備自衛官は、非常勤の特別職国家公務員
別の仕事をしながら勤めることが可能で、年間30日の訓練を行う必要がある
災害や戦争などの有事には招集され、現役自衛官とともに職務をおこなう
即応予備自衛官に所属していると、年間で約50万円の手当が支給される
やす子さんの場合は、茨城県にある駐屯地に所属する即応予備自衛官だそうです。
私が学生時代にアルバイトしていたカラオケ店の先輩も、即応予備自衛官でした!
ちなみに、元自衛官全員が即応予備自衛官になるわけではありません。
あくまで希望者のみとなってます。
そしてやす子さんが即応予備自衛官を続けている理由は、自衛隊時代の恩返しのため。
さらに「誰かの役に立てれば」という気持ちもあり続けているようです。
ちなみに、やす子さん以外にも即応予備自衛官として所属を続けている芸能人は他にもいます。
・フルールポンチの亘健太郎さん
・トッカグン小野寺さん など
みなさん、元自衛官という経歴の持ち主です。
私たちに何かあれば、やす子さんをはじめとした予備自衛官の方々が手助けしてくれるのですね
やす子さんに関する記事はこちら↓