衆議院議員の杉田水脈さんが、ブログやニュースサイトへ不適切な投稿を行っていたことが判明し話題になっています。
そこで、気になる杉田水脈さんの経歴をまとめました。
住宅メーカー勤務時代や市役所時代のエピソード、過去の問題発言も紹介します。
杉田水脈の経歴まとめ
まずは、杉田水脈さんの経歴を簡単にまとめました。
【杉田水脈の経歴】
1990年 積水ハウス木造(株) 入社
1992年 西宮市役所 入所
2010年 市役所を退職し、政治家に
2012年 衆議院議員総選挙 比例代表近畿ブロック 当選(公認:維新の会)
2014年 次世代の党の結党に参加(現:日本のこころを大切にする党)
2017年 衆議院議員総選挙 比例代表中国ブロック 当選(公認:自由民主党)
2021年 衆議院議員総選挙 比例代表中部ブロック 3選
2022年 第2次岸田改造内閣 総理大臣政務官に就任
杉田水脈さんの2022年までの経歴は以上です。
次に経歴を1つずつ詳しくまとめました!
経歴①住宅メーカー時代
杉田水脈さんは積水ハウス在籍時代、夜中まで仕事をするほど多忙だったそう。
そのため、実の母親から
そんなに働かないで、公務員になってほしい
と言われたことがキッカケで市役所に入所したそうです。
経歴②市役所時代
杉田水脈さんの経歴で市役所時代に在籍した部署は、こちら。
総務局職員厚生課
総務局行政課
総合企画局政策担当課(企画)
健康福祉局子育て支援グループ
西宮スーパー公務員塾のスタッフ
SASのスタッフ
そんな杉田水脈さんの市役所時代について、元同僚の話を整理すると
・目立ちたがり屋だった
・市民に対して攻撃的な発言もあった
・市民と取っ組み合いになりそうになったこともある
・自治体職員向けの講座を開いていた
といった感じだったそう。
また、西宮市役所で働いたことがキッカケで政治家を目指すようになりました。
政治家を志した理由については
市役所に務めていたころ、地方行政の現場で閉塞感や疲弊感を目の当たりにした
そのときに「だれかが変えてくれるのを待つ」よりも「自分できることは何か」を考えた
未来を切り開くために、まずは自分が行動しなければいけないと強く思った
と語っています。
「地方行政を変えたい」という思いから、政治家を目指すようになったようです。
経歴③維新の会所属時代
杉田水脈さんの経歴では2012年に維新の会所属で衆院選に出馬し、当選。
また、維新の会所属時代は河野正美議員(現:自由民主党)と不倫していたそう。
これは、2018年に週刊文春が報じています。
河野正美さんが、飲み会で周囲に杉田水脈さんと男女の関係であることを告白。
他の議員からその件に関してからかわれると「1回だけだよ!」と河野正美さんは笑って話していたそう。
これは2012~2013年あたりの出来事だとか。
ちなみに、杉田水脈さんはこの時すでにエンジニアの男性と結婚しています。
一方の河野正美さんも結婚しており、W不倫という形に。
この報道に対して、河野正美さんは
彼女と男女の仲ではない
議員時代に周囲からノリで「関係があるんじゃない?」と言われた
そのときに「はいはい」と答えていただけ
と話しており、不倫の事実については否定。
また、水田水脈さんも不倫についてはTwitterを通して『事実無根』と否定していました。
そのため、2人が不倫していたのか本当のことは分かりませんでした。
経歴④次世代の党所属時代
杉田水脈さんは、維新の会から分党した次世代の党(現:日本のこころ)の国対副委員長・女性局長として活躍しました。
落選後は慰安婦問題などの話題を発信し、ネット番組への出演・講演などを行っていました。
また、2014年にはこんな発言をしています。
女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や習慣を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因する。男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想だ
引用元:しんぶん赤旗
維新・次世代の党に所属していた時代から、かなり過激な発言をしていたようです。
そして、2015年にはLGBT支援についてこのように綴っています。
国や自治体が少子化対策や子育て支援に予算をつけるのは、『生産性』を重視しているからです。生産性のあるものとないものを同列に扱うのは無理があります。これも差別ではなく区別です
引用元:BUSINESSINSIDER
これらの発言を含め、過去の過激な発言については2022年の政務官就任会見で
過去に多様性を否定したこともなく、性的マイノリティーの方々を差別したこともございません
引用元:しんぶん赤旗
と話しています。
ちなみに、この発言は「無反省」と批判されました。
経歴⑤自民党所属以降
杉田水脈さんの経歴を見ると、2017年に自由民主党から衆院選に出馬することを報告していました。
Twitterで行った報告では「櫻井よしこさんに背中を押された」と綴っています。
橋下徹さんは
櫻井よしこが杉田水脈を気に入って、安倍晋三に推薦して気に入った
と話しており、実際に櫻井よしこさんもネット番組で
安倍さんが杉田さんを素晴らしいと褒めていた
と語っています。
このことから、杉田水脈さんは安倍晋三さんのお気に入りであると知られるようになります。
比例中国ブロックで比例単独候補の最上位となりました。
そして、2020年には第2次岸田改造内閣で総務大臣政務官に就任。
そんな杉田水脈さんは、自民党に所属してからもたびたび発言が物議を醸しています。
2020年には、ジャーナリストの伊藤詩織さんが性暴力を受けた出来事を綴ったツイートに「いいね」を付けたことで訴訟を起こされています。
伊藤詩織は枕営業をしていた
ハニートラップだ
売名行為だろう
といったツイートにいいねをしており、その数は計25件。
この行動に対し、伊藤詩織さんは名誉を傷つけられたと訴訟を起こしました。
杉田水脈さんは賠償金55万円を支払うように命じられています。
他にも過激な発言などは多数あり…
2018年
「LGBTカップルのために税金を使うことに賛同が得られるのか?」
「彼女・彼らは子供を作らない、つまり生産性がない」と発言
2020年
性暴力対策予算を議論する場で
「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言
といったことを発言し、そのたびに批判の声が上がっています。
最近では、過去の発言や投稿に批判が集まっていました。
保育所の問題を巡る問題で
子どもを家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をするという旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを日本で実践しようとしている。コミンテルンは息を吹き返しつつある
引用元:ヤフーニュース
といったことをニュースサイトへ投稿していたことが判明。
また、2016年にブログで綴った内容も批判されています。
杉田水脈さんは2016年に国連女性差別撤廃委員会に参加し、その感想をブログに綴りました。
ブログには
チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります
引用元:北海道新聞
と書かれており、民族や文化に対しての侮辱と批判が巻き起こりました。
しかし、国会でこの質問に対して支離滅裂な回答を行ったことで更に批判が強まりました。
今後も批判の声が強くなれば、政務官を辞任する可能性もありそうです。
杉田水脈のプロフィール
杉田水脈さんのプロフィールを紹介します。
【杉田水脈のプロフィール】
生年月日:1967年4月22日
職 業:衆議院議員(自由民主党)
出身高校:私立親和女子高等学校
出身大学:鳥取大学農学部林学科
趣 味:本を読むこと・カラオケ・旅行
家 族:夫・社会人の娘
杉田水脈さんの名前にある『水脈』は、かなり珍しいですよね。
水脈という名前を付けたのは、杉田水脈さんのお父さん。
そんな杉田水脈さんは、神戸にある私立親和女子高等学校の出身。
兵庫県の中でもかなり歴史のある学校で、偏差値は60~62とかなり高めです。
ちなみに、同校の卒業生には女優の藤原紀香さんやお笑い芸人クワバタオハラの小原正子さんらがいます。
そして、杉田水脈さんは1993年にエンジニアの男性と結婚していました。
また、1997年には娘さんを出産。
2022年に娘さんは大学院を卒業したとTwitterで報告しています。
杉田水脈さんが国会議員になられたとき、娘さんは中学3年生。
そのころから娘さんは杉田水脈さんの実家から学校に通っていたそうです。
仕事で忙しい家族だったようですが、家族仲は良い様子でした。
杉田水脈に対する世間の声
杉田水脈さんに対する世間の声を集めました。
度重なる問題発言のこともあり、政務官の地位に相応しくないという声も。
世間の声はかなり厳しいものが多いようです。