2007年5月に起きた「英会話学校講師リンゼイ・アン・ホーカーさん殺人事件」。
2年7カ月に及ぶ逃亡の末に逮捕され、無期懲役判決により2023年6月現在も市橋達也さんは服役しています。
今回は市橋達也さんは現在(2024年2月時点)どこに服役しているのか、出所の予定や市橋達也さんのご家族について調査しました。
【2024年】市橋達也の現在は長野に服役中?
市橋達也さんは現在(2024年2月時点)、長野刑務所に服役している可能性が高いです。
その理由は2つ。
市橋達也と一緒に働いたという書き込み
1つ目は、
市橋達也さんには通った千葉大学の教授・所属していた空手同好会顧問「本山直樹」名誉教授という慕っていた恩師が存在しました。
市橋達也さんは獄中から本山名誉教授に手紙を出したり面会をしており、次のようなエピソードも。
「"先生、私がやったことを許してくださいますか"といって、涙をポロポロこぼしたんですよ。決して、ひどい人間ではないのです。またある日、私が"なんでこんなことをやったのか"と聞くと、無言でうつむいたまま、ただただ涙だけでした。彼自身、まだ本当のところはわからないのかもしれないですね」
引用元:週刊女性PRIME
また本山名誉教授は、市橋達也さんについて
「彼はおとなしくて目立たない学生でしたが、まじめでした。練習も道場の掃除も、ほとんどさぼったことがないですよ。それが殺人なんて、まさかの思いでした」
引用元:週刊女性PRIME
と語っていたんだとか。
そんな本山教授は、世間から大バッシングを浴びて心証が悪くなっていた市橋達也さんを見て、
正当な裁判を受けることが出来ないのではないかと案じ、
「市橋達也君の適正な裁判を支援する会」を発足し、国選弁護人ではなく私選弁護人を立てるべく支援金を募りました。
そして、千葉大学に本山教授個人宛てに
「2014/11/08 名無番長
引用元:市橋達也君の適正な裁判を支援する会
長野で工場が市橋達也と一緒だったわい・・・」
と書かれた書き込みを見るように、と宛名不明の手紙が届いたんだとか。
こちらは実際に「市橋達也君の適正な裁判を支援する会」のhpで確認できました。
書き込みの内容には確かな証拠は確認できませんが、わざわざ嘘をつく理由もありませんよね・・・
刑期や年齢で収容場所を決める傾向に!
そして市橋達也さんが現在(2023年6月現在)長野刑務所に収容されている理由の2つ目。
ということ。
刑務所を決めるルールは実際には未公開ですが、過去の傾向で推測できるそうです。
やはり市橋達也さんは現在(2023年6月時点)長野刑務所に収容されている可能性が高いのではないでしょうか・・
市橋達也の出所は2042年?
現在(2023年6月時点)では市橋達也さんが2024年に出所するかは分かっていません。
なぜ2042年なのか、それは
30年というのは、有期懲役の上限が30年であることから30年の年月を経て
仮釈放における初回の審理が行われるんだとか。
ちなみに
1年間に無期懲役から仮釈放が認められる割合は0.数%ほどなんだそうです。
そして忘れてはいけないのが、仮釈放が認められる条件!
分かりやすく書き出してみました。
・受刑者が後悔・反省し、更生する意欲があるか
・再び犯罪を犯すおそれがないか
・刑務所内よりも社会で保護観察を受けながら生活する方が更生につながるか
・社会や、被害者遺族などの仮釈放に対する気持ち
30年間でこの条件をすべてクリアしなければならないのですね・・。
無期懲役刑=重大な事件ということなので、凶悪犯罪者を世に出すということで社会への影響も大きいものとなるそうです。
そして、仮釈放が認められない受刑者は、40~50年、そしてそれ以上に刑務所に収容されるそうです。
仮釈放される割合をみてもほとんどの受刑者は刑務所で最後を終える可能性の方が高いのではないでしょうか。
ちなみに市橋達也さんは事件後、
そうです。
大阪での住み込みで得た給料で病院でも手術を受けており、結果的に
・鼻翼を左右から縫い縮め、鼻を細くした
・まぶたを一重→二重にした
・左ほほの2つのほくろを切除した
・おでこが高くなった
・下唇を薄くした
これだけの整形を行いました。
市橋達也さんの逮捕されたくないという強い気持ちが分かりますね。
結局、市橋達也さんは慕っていた本山名誉教授にも、
と言って、服役している刑務所も教えてくれることはなくなったそうです。
これだけ逮捕されたくない気持ちと罪を償いたいという気持ちがあるならば、
市橋達也さんは現在(2023年6月時点)も仮釈放に向かって努力されている可能性はありそうです。
市橋達也の判決が死刑ではない理由は?
2023年6月現在服役している市橋達也さんの過去の裁判では
千葉地検は「市橋には前科がなく、犠牲者が1人のことから死刑は躊躇せざるを得ない」として、同年7月12日に無期懲役を求刑した。
引用元:Wikipedia
そうで、実際に裁判所は市橋達也さんに死刑ではなく無期懲役刑を言い渡しました。
ここで市橋達也さんが起こした事件を少しだけ振り返りました。
・市橋達也さんのアパートにて被害者に抱きついたが被害者に拒否されたため強姦。
・事件の発覚を恐れ被害者を拘束監禁したが、被害者が逃げようとしたため絞殺。
・救命措置はしたものの、バスタブに遺体を入れ土を被せて放置。
・行方不明の被害者を探しにアパートに来た警察を振り切って逃走。
・逃走経路は、埼玉→群馬→茨城→東京→青森→岡山→香川(遍路道)→愛媛→大分→鹿児島→沖縄。
・逃走生活の基盤を沖縄県の「オーハ島」に決め、お金を稼ぐため大阪⇔オーハ島と行き来する生活。
・2009年11月10日、大阪からオーハ島へ帰る途中の大阪南港フェリーターミナルで逮捕。
この事件を受けて裁判所は、
「少なくとも3分は首を圧迫しており、明確な殺意があった」と認定。「性的暴行の発覚を恐れて殺害した動機は身勝手極まりない。長期間の逃亡で真相の解明を妨げ、刑事責任は非常に重い」と指摘した。
引用元:日本経済新聞
ということで、無期懲役と判決を下しました。
ちなみに検察側は
しかし裁判所は、市橋達也さんが性的暴行から時間が経過してから首を絞めたことから
殺人罪・強姦罪・死体遺棄罪 が認定されました。
ちなみに日本の殺意ある殺人罪における裁判では
・加害者の年齢や性格
・殺人の動機
・前科があるか
・犯行の様子
・社会にどれだけ影響を与えたか
について注目し、刑罰の程度の判断材料とするそうです。
市橋達也さんはこの判断材料の中でも、「前科がない」ということが死刑を免れた大きな材料になったのですね。
本当に悲しい事件です。
これだけの事件を起こした市橋達也さんは現在(2023年6月時点)反省し改心しているのでしょうか・・・。
【2023年】市橋達也の家族の現在は?
現在(2023年6月時点)市橋達也さんのご家族は、岐阜県で生活しているようです。
事件をきっかけに、市橋達也さんのご家族の生活はガラリと変わってしまったそうです・・。
家族構成は
となっています。
事件当時は
だったそうですが
事件後両親は医師を退職。
そして、事件後マスコミに押しかけられた姉も離婚されてしまい岐阜の実家で暮らしているそうです。
市橋達也さんの姉は市橋達也さんを嫌っており、過去に結婚式にも呼ばなかったというエピソードも。
のちに市橋達也さんが起こしたこの事件は
とはいえ、加害者家族もある意味では被害者なのでしょうか・・・
ちなみに両親は、事件前まで市橋達也さんに毎月15万円の仕送りをしていたんだとか。
2023年6月現在服役している市橋達也さんは
独学で約2年、英語を勉強。3DKの自宅マンションは親が所有するもので家賃はタダだった。月々の仕送りが15万円でアルバイトはしていない。
引用元:週刊女性PRIME
という恵まれた生活を送っていた様です。
しかし、
海外の大学院の試験に合格できなかったことやこれまでの様子をみて両親はその後の仕送りを断り、数日後に事件が起きてしまいました。
これに加え、メディアが両親のインタビューで謝罪コメントをカットして全国放送したことで
両親は社会から大バッシングを浴びせられました。
それでも両親は自分たちのすべきことを考え
被害者遺族の来日費用を支払ったり、市橋達也さんに代わって土下座するなどしていたそうです。
生命に関わる職についていたからこそ、責任を重く受け止め誠心誠意できることをしているのではないでしょうか。
親としての覚悟が見受けられますね。
現在(2023年6月時点)の市橋達也さんにも、両親の償う気持ちは届いているのでしょうか。
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